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住宅ローンの金利、気づいたら15年ぶりの水準なんですけど?【「金利のある世界」をゆるっと解説】

  • miho
  • 2 時間前
  • 読了時間: 5分

「住宅ローン、変動金利平均15年ぶり1%超え」

——このニュース、先週さらっと流れてきたの気づきました?


財務コンサルタントのmihoです。


わたし、このニュース見た瞬間「ついに来たか」って思いました。

仕事で企業の借入金利をずっと見てきた身からすると、この流れは正直、予想どおり。

でも「予想どおり」と「準備できてる」はまったく別の話なんですよね。


今日は、住宅ローンの金利が上がるってどういうことなのか、わたしたちの生活にどう響くのか、ゆるっと、でもガチで解説していきます。


そもそも「金利が上がる」って何が起きてるの?


まずザックリ言うと、日本銀行(日銀)が「政策金利」というものを引き上げたんですよ。

2025年12月に0.75%まで上げました。これ、実は30年ぶりの高さです。


「0.75%って低くない?」って思いますよね。

でもこれ、つい2年前までほぼゼロだったんですよ。


ゼロから0.75%って、数字だけ見ると小さく感じますけど、住宅ローンの世界では地殻変動レベルの話です。


たとえるなら、ずっと無料だった駐車場が突然「月7,500円です」って言い出したようなもの。

金額自体はべらぼうに高くなくても、「えっ、タダじゃなくなったの?」っていうインパクト、ありますよね。

それが今の「金利のある世界」です。


この日銀の利上げを受けて、メガバンク5行すべてが2026年4月から住宅ローンの変動金利を引き上げました。

平均で1%超え。15年ぶりの水準です。



1%超えって、ぶっちゃけ月いくら増えるの?


ここ、一番気になるところですよね。具体的に計算してみましょう。


たとえば、住宅ローンを4,500万円借りている人がいるとします。

金利が0.5%から1.0%に上がったとすると、月々の返済額は約1万円ちょっと増えます。

年間で約12〜14万円の負担増です。


「月1万円くらいなら大丈夫かも」って思いました?

でもちょっと待ってください。日銀はまだ利上げを続ける気満々なんです。


市場では2026年6月にもう一回、さらに12月にもう一回、合計で政策金利が1.5%まで上がるんじゃないかと予測されています。


そうなると、変動金利は1.5〜2.0%くらいまで上がる可能性がある。

さっきの4,500万円の例だと、月々の返済額が2〜3万円増えるイメージです。

年間で24〜36万円


これ、家計で考えると「毎月のスマホ代と電気代がまるまる消える」くらいのインパクトですからね。めちゃくちゃデカいです。



「うちは変動だけど大丈夫?」問題、プロはこう見てます


ここでプロのぶっちゃけ話をしますね。


わたしの仕事では、企業が銀行からお金を借りるときの金利交渉にも立ち会います。

企業の世界では「金利が上がるリスク」って常に計算に入れるんですよ。

借りる前に「金利が2%上がったらキャッシュフローどうなる?」ってシミュレーションするのが当たり前。


でも、住宅ローンを組むとき、同じことをやった人ってどのくらいいますか?

正直、ほとんどいないと思います。


「変動が安いから変動にしました」——これ、悪いことじゃないんです。

実際、過去20年間は変動金利を選んだ人が圧倒的にお得でした。


でもそれは「金利が上がらなかった」からであって、「金利が上がらない保証があった」からじゃないんですよね。


友達に例えるなら、今まで「穏やかで安定してる彼氏」だと思ってた変動金利が、突然「実はけっこう気分屋です」って本性出してきた感じです(笑)


じゃあ今から固定に借り換えたほうがいいのかって話ですけど、これがまた難しい。

固定金利も上がってるんですよ。10年固定で2.5〜3.0%が中心。

変動から固定に切り替えると、当面の返済額はむしろ上がる可能性が高いです。


大事なのは「自分がどこまでの返済額増を耐えられるか」を把握すること。これに尽きます。


住宅ローン関係ない人も、実は他人事じゃないんです


「わたし賃貸だし関係ないでしょ」って思った方。

残念ながら、めちゃくちゃ関係あります。


金利が上がるって、経済全体にブレーキをかける行為なんですよ。

企業もお金を借りにくくなる。設備投資が減る。

そうすると採用が鈍る、賃上げの勢いが弱まる——つまり、わたしたちのお給料にも影響するということです。


たとえるなら、お風呂のお湯を熱くしすぎたから水を足す、というのが利上げの役割。

でも水を入れすぎると今度はぬるくなりすぎちゃう。

日銀はこの「水加減」を調整しているわけですが、ちょっと間違えると景気が一気に冷え込むリスクがあるんです。


さらに、2026年4月の今って、トランプ政権の関税問題がまだくすぶっている時期でもありますよね。

米国の最高裁が相互関税を違憲と判断して2月に徴収停止にはなりましたけど、ベースラインの10%関税自動車25%関税は継続中。

日本の輸出企業へのダメージは続いています。


そこに日銀の利上げが重なると、企業にとっては「売上は伸びにくい、でも借入コストは上がる」というダブルパンチ。

この構造、今年の後半にかけてじわじわ効いてくるとわたしは見ています。



じゃあ、わたしたちは何をすればいいの?


最後に、今日からできることを3つだけお伝えしますね。


まず、住宅ローンを組んでいる方

自分のローンの「金利タイプ」と「金利見直し日」を確認してください。

変動金利の方は、2026年7月の返済分から金利が上がるケースが多いです。

「7月の引き落としを見て初めて気づいた」だと遅いので、今のうちに把握しておきましょう。


次に、これから家を買おうとしている方

「変動か固定か」は金利の数字だけで決めないでください。

「金利が1%上がっても返済を続けられるか」をシミュレーションしてみる。

これだけで、将来のリスクへの備えがまったく変わります。


最後に、住宅ローンと無縁の方も。

「金利が上がっている」という事実を知っておくだけで、ニュースの見え方が変わります。

株価が動く理由、円安が進む理由、企業の業績が変わる理由——全部、金利とつながっているんです。



「金利のある世界」は、怖がらなくていい。

でも、知らないままはちょっと危ない。

そういう時代に、わたしたちは今いるんだと思います。


この記事が、「金利ってそういうことだったのか」と思うきっかけになったらうれしいです。


それでは、また次の記事でお会いしましょう〜!

 
 
 

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